【イベント】ビジネスフェア in タイ・カセサート大 5月22日開催 就職フェアと日本食PR
日系企業によるビジネスフェアが22日、タイ・カセサート大学で開催された。同フェアでは、合同企業説明会(カレッジ・リクルーティング)と日本食PRが行われた。カレッジ・リクルーティングに参加した日系食品関連企業は日本から吉野家、タイ現地法人から山崎製パン、大井山本商店、日栄化工業、また日本食PRに参加した企業は、伊藤園、日清食品グループ、UCC上島珈琲、協同商事コエドブルワリー、ネポンなどを含む合計15社。ビジネスフェアの目的は、①優秀なタイ人学生の日系企業への就職支援活動②日系企業ならびにその商品の知名度向上――である。
200人弱の学生を迎えて開催された同イベントは、ASEAN食産業人材育成協会(以下協会)が主催。また運営協力にパソナが関わる。農林水産省が実施する「日・ASEAN食産業人材育成官民共同プロジェクト」を民間からサポートするために組織された協会は、同プロジェクトで今年1月にカセサート大学でフードバリューチェーンに関する寄付講座が実施されたのを受け、さらなるカセサート大学と日系企業の関係強化を目指す。 また、その背景には日系企業が海外進出に際して、優秀な人材の確保が大きな課題になっていることが見え隠れする。カセサート大学はタイ国内において農業・食品系のトップ大学。質の高い学生が将来の食産業を担い、また日本とASEANの架け橋になることが期待される。