【インタビュー】吉野家ホールディングスのグローバル人材採用事例をご紹介
当協会が昨年5月にタイ・カセサート大学で開催をした就職説明会を機会に採用され、現在吉野家ホールディングスで活躍中のビラッシャパン・スターラット様をご紹介致します。
【プロフィール】
株式会社吉野家ホールディングス グループ管理本部
グロ-バル人材採用戦略室 採用マネジャー
ビラッシャパン・スターラット様
■学歴:タイ王国ブラパ大学 食品化学専攻
■入社年月:2016年4月
◎吉野家の経営理念「全ては人々のために(For the people)」に感銘を受けました。
①吉野家へ入社をされた動機を教えてください。
今から4年前(2012年)に旅行で日本を訪れた際に、初めて吉野家の牛丼を食べ、その味に感動しました。その後ホームページで企業情報を調べ「全ては人々のために(For the people)」という吉野家の経営理念に感銘を受けました。
以前から日本が好きで日本で働いてみたいと思っていたので、2015年5月にタイ・カセサート大学の企業説明会に参加し、吉野家へエントリーをしました。
②現在の業務内容を教えてください。
グローバル人材採用を担当しています。具体的には採用説明会の面接サポートや求職者のフォローアップです。
またASEAN各国で開催されるFVC寄付講座での講師も担当しています。講義内容は私の専門分野である「機能性食品」を中心とした内容で、これまでにマレーシア、ベトナム、シンガポール、タイへ行きました。この後のミャンマー、フィリピンでの講座と学生達に会えるのが楽しみです。
これからタイで新たな採用プロジェクトが始動するので、それに向けて事前の現地調整や交渉なども担当しています。
③日本で働いて気が付いた事はありますか?
日系企業は研修制度が充実しています。前職のタイ企業や米系企業では独学で業務を学ぶ必要がありましたが、吉野家では企業内研修が充実しています。2016年4月に入社をしてからの3カ月間ストアマネジャー研修、店舗実習や工場、農場実習など様々な研修の機会を頂き、とても勉強になりました。
④今の仕事のどのようなところが好きですか?
出張で色々な国を訪れる機会があり、各国の現地事業を学べるところが好きです。学生がどんな環境に住み、何を食べ、どのように暮らしているのかを自ら体験し、多くの事を学んでいます。また憧れの日本に住み、日本語が話せる環境で働ける事が嬉しいです。
⑤日本で働いて、困ったことはありますか?
日常生活では皆さんの話し方が速いので、コミュニケーションで困る事があります。毎晩帰宅をしてから1~2時間日本語の学習をしています。
⑥これからの仕事への意気込みを教えてください。
日本語と英語をもっと学習をし、円滑にコミュニケーションが取れるように語学学習に励んでゆきたいです。また将来は商品開発に携わりたいので、日本やASEAN各国の食事情について独自にリサーチをしています。目標は世界中の人々が健康な食生活を送れるように、吉野家で健康食品や新メニューを開発したいです。
⑦これから日本で働こうとしている学生へメッセージをお願い致します。
日本で働きたいと思っている人は悩んでいないで、挑戦してみてください!日本で働くことは楽しい事ばかりではなく時には辛い事もありますが、夢や目標に向かって頑張れば必ず乗り越えてゆけます。ぜひチャンスを逃さずにチャレンジしてください。
◎吉野家の海外展開をグローバル人材採用マネージャーとして第一線で活躍しています。
(取材者:内田美帆)